- どのくらい脇を開いてプレイするのがいいのか分からない
- 脇を閉じないとエイムが安定しない
- 腕エイムが窮屈で上手く動かせない!
こんな悩みのヒントになる内容をお届けします。
この記事、あまりにニッチ。
今回はゲーム中の脇の開き具合について掘り下げていきます。
100人中99人が悩んでいない・気にしていないそんな尖った観点ですが、1%を救うため記事に残していきます。
とはいっても、悩んでいない人の中にもマウス操作がうまくできない要因に脇が影響している人は一定数いると思います。
特に腕の稼働が窮屈に感じるなら見直す価値ありです。
目指すところは、体と肘の距離がコブシ1.5個分以上の開き。
掘り下げていきます。
結論:無難な脇の開き具合の目安とは
早速結論をお伝えしましょう。
脇の開き具合の目安は体と肘の距離がコブシ1.5個分以上です。
逆に言えば、これが脇を閉じていいギリギリの幅だと考えています。

ただし、後ほど紹介しますが、特定のエイム方法を行っている人には該当しない場合もあります。
クセのあるやり方ではなく、無難な方法でエイムのやり方を固めていきたい人はこのコブシ1.5個を目安にしましょう。
コブシを基準にしているのは、ある程度体格に比例するだろうという理由です。
他の目安としては、24インチモニターの正面にすわり、モニターの端のラインを基準として左右10㎝くらいの幅にマウスの初期位置が来ていればOKかなと思います。
これも体格によって変わってくるとは思うので、目安の一つです。

ここまで読んでお分かりの通り、この記事でお伝えする内容は「脇を閉じるな!」です。
その理由を見ていきましょう。
脇を開くことで得られるメリット
脇を開くことで得られるメリットは大きく1つ。
これに尽きるのですが、非常にシンプルなものです。
そんなの知ってる!って人は読み飛ばしてください。そうでない人は体と向き合ってみましょう。
注目すべきは、肘です。
脇を閉じた状態で肘を曲げ伸ばししてみると、前腕が左右ではなく、ほぼ上下に動くと思います。
これが肘の通常の稼働方向ですね。
そして次に脇を閉じたまま肘を曲げた状態で腕を左右に動かしてください。
外側にほとんど動きませんよね。
上腕のねじれのみで腕を動かしているような状態です。
この状態では腕を振るときの可動域が非常に狭くなります。
逆に大きく脇を開いて腕を左右に動かそうとすると、肘の開閉をしっかりと使ってエイムすることができます。
可動域もマウスパッド全面を問題なく動かせるはずです。
また、エイム・マウス操作において、関節の可動域を最大限活用するのはあまりオススメできません。
可動域ギリギリのところでは思うように体を動かしにくいです。
筋肉にも大きなテンションがかかってしまっています。
可動域を最大限使って動作するよりも、可動域の中でより体をコントローラブルに扱える範囲でエイムする方が、当然エイムがガバりにくいです。
これを体感しやすいアイテムとしてこちらの記事で紹介しているサポーターは一役かってくれます。
つまり、十分な腕の可動域の中で思い通りにエイムするためにも脇を最低限は開いておく必要がある、という話になります。
脇の開きを調整するときの注意点
机と椅子の高さもセットで調整する
脇の開き具合を変える際に必ず意識してほしいポイントがあります。
それは、
です。
逆に言えば、机と椅子の高さによって、脇の開き具合は決まるのです。
脇を大きく開けばそれだけ机を高く(椅子を低く)しなければいけません。
そうしないと、無理に肘を低く落とすために肩甲骨を痛めたり、猫背になってプレイしてしまう可能性があります。
多くの人は椅子の調整になると思いますが、机の高さを変えることができればベストな姿勢をキープしやすくなります。
椅子だけでは、どうしても高くて足がつかなかったり、低いと膝が浮いて骨盤が寝てしまう可能性があります。
私は昇降式デスクを導入して、驚異的に肩や背中や首への負担が減りました。
値段は張りますが、検討の価値は十分あると思います。
脇を閉じても比較的困らないケース
中には脇を閉じても全然困らないという人もいます。
いくつかそのケースを紹介しておきますが、我が道を行くぜって人以外はやっぱり適度に脇を開く方が安心安全、伸びしろたくさんだと思います。
- 手首だけでエイムが完結している人
- 体の内側へ腕を向けて構えている人(ハの字)
- 腕を大きく回外させてマウスを持っている人
手首だけでエイムしている人にとっては、脇の開きは影響が少ない要素になります。
その手法を貫くのであれば、あえて脇を開く必要はないでしょう。
また脇を閉じた場合、体の外側へ腕を動かすのはかなり窮屈ですが、内側へはまだ比較的動くものです。
そのため、内側へ腕を向けて構えることで、その可動範囲の狭さを緩和することができます。
ただし、ハイセンシでなければ苦しい場面も多いでしょう。
プロプレイヤーではアルブラレリー選手が比較的その傾向にあると思います。(実際ハイセンシです)
また腕を大きく回外してマウスを持っている場合には、腕を動かす(上腕をひねる)可動域が確保できるので、多少ローセンシでも扱えると思います。
また、手首もビンタの要領で可動域は大きく増えるので、ある種の抜け道ではありますね。
ただし、腕と手首の動きが連動しづらいと個人的には考えているので、手が段階的な動きになりやすい印象を持っています。
脇は開けば開くほどいいのか?
ここまで読んでいただいて、
「それじゃあ脇は思いっきり開く方がいいのか?」
「脇を開くと明らかに手先が不安定に感じるんだけど!」
という声が飛んできそうです。
私自身、脇を大きく開くと手先が不安定になってエイムがブレブレになります。
おいおい話が違うじゃないかと早まらないでください。
実際、脇を開けば開くだけ肘の可動域は広がりますが、ほとんどの場合、肘の可動域はそこまで必要ではありません。
エイムは指、手首、肘、肩を使って行うので、たとえ極端なローセンシであろうと、コブシ1.5個程度の開き具合で十分にマウス操作を行えます。
整理すると、
つまり、脇を開きすぎると不安定に感じる人は、最低限だけ開いておけばOK。
脇をある程度開いた方が窮屈に感じず、動かしやすいと思う人は大きく開けばOK。
自分がどっちがいいのかなと迷う場合には、4スタンス理論で自分のタイプを診断することが大きく助けになってくれると思います。
Aタイプであれば脇を開きすぎるのは得意ではなく、
Bタイプであれば脇をある程度開く方が窮屈に感じない、
と一般的には言われています。
Aタイプの私はちょうど1.5個ほど開けています。
4スタンス理論ってなんだ?という方はこの辺りを参考にしてください。
ただし、重心タイプに寄らず、脇を開きすぎると繊細な体の使い方が難しいと感じるはずなので、感度やゲーム性によっては向き不向きがあるでしょうね。
まとめ
今回は脇の開き具合についてのニッチな記事でした。
ポイントは
- 脇は締めすぎず、コブシ1.5個以上は開くイメージ。
- 脇の開き具合は机椅子の高さ調整に直結する。
- 必要が無ければ脇を閉じていてもOKな人がいる。
- 最適な開き具合は4スタンス理論が参考になるかも。
今回の内容に深くかかわるので、机椅子の高さ調整についても記事を書く予定です。(いつになるやら…)
それでは次の記事で!
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