- マウスの持ち方が毎日変わる
- マウスがいつもしっくりこない
- 調子がいいときにどうやって持っていたか、再現ができない
今回はそんな”マウスの持ち方が定まらない”という悩みにアプローチしていきます。
結論としては、「持ち方の違いに神経質にならず、身体に目を向けよう」です。
神経質にならず、と言われても気になりますよね。
昨日はこの持ち方でしっくり来ていたんだけど…、といろいろと模索するところから日々のゲームが始まることは数えきれないほど経験してきました。
10年以上マウスを握ってゲームしていますが、いまだに毎日些細な違いを感じます。
じゃあそれって手先の感覚が毎日変わっていることが一番の原因でしょうか。
本質はそっちではないと思います。
詳しく説明をしていきます。
マウスの持ち方がマウス操作の基準なのか
やってはいけない危険な考えをまず紹介します
それは
- 「マウスの持ち方がしっくりこないからエイムが悪い」
- 「持ち方を忘れて、エイムができなくなった」
といった考えです。
そもそもマウスの持ち方の前に、マウス操作の前提として肩・腕・手首・指を使ってマウスを動かすという土台があります。
もちろん、マウスの持ち方によって手首の稼働域が変わったり、操作時の力の入り具合やそれに伴う自由度、ひとりひとりに適した関節の角度などなど、多くの影響はあります。
ただしこれらはエイムのブレ幅に影響(特性)を与えるものであり、エイムの基準になるものではありません。
言い換えれば、マウスの持ち方がエイムの基準になるのではなく、マウスをどう動かすかが基準となって、それにいろいろな味付けを加えるのがマウスの持ち方です。
つまり、エイムが全然上手くいかないなという時には、マウスの持ち方が変わっていることが本質ではなく、マウス操作のための体の使い方が変化していることが本質である可能性が高いです。
それでは、持ち方が変わる原因・違和感を覚える原因は何なのでしょうか。
それはほとんどの場合が「姿勢」にあると思っています。
身体に目を向けよう
マウスの持ち方が昨日と違う感覚がある場合、あなたの姿勢やそれを保持する身体の状態が昨日までと違う。
これをまずは疑うべきです。
姿勢が変わることによって、マウスの持ち方は自然と変わってしまいます。
例えば、マウスを持ち、ぐっと極端な前傾姿勢をとります。
そこからのけ反っていくとマウスのフィット感が変わっていく感覚がないでしょうか。
また、肘を手前に引き付けたときと、体から遠ざけて奥にやったときとで、手首の角度が変わることもあります。
(手前は回内気味、奥は回外気味になります。)
つまり、昨日よりも腰が張っていて後傾姿勢気味になっている場合には、同じマウスの持ち方をしようとしても手とマウスの設置面が異なってくるなどで「違和感があるな」と感じる可能性があります。
もちろん、姿勢だけではなく、以下のような場合でも同じように手元がしっくりこないなと感じることがあるはずです。
- 椅子の位置が横にずれている場合
- 机との距離が変わっている場合
- 椅子の高さが変わっている場合
- キーボードの位置が変わっている場合
- モニターの位置が変わっている場合
特にマウスパッド上での右腕のポジションを「ここに置く!」と基準としている場合なんかは、他の要素が変わっているのに右腕だけ変わらず配置をしようとすることで身体にゆがみが生まれて違和感を感じやすいと思います。
整理すると、
マウスの持ち方が変わる・しっくりこない場合、
コンディションを整える技術
ということで、マウスの持ち方に違和感が出る場合のアプローチは大きく2つです。
- 身体のコンディションを整える
- 配置を見直す
1については無限に要素はありますが、特に筋肉のハリやコリなどが影響しやすいと思います。
肩や肩甲骨周り、腰、お尻に違和感や疲労を感じる場合にはしっかりストレッチなどをしましょう。
特に肩甲骨周りとお尻については意識されずらいコリポイントですが、影響大なので注意を向けてみましょう。
個人的にストレッチの際に参考にしているyoutubeチャンネルはこちらです。
参考動画
そのほか、こちらの記事に記載している内容も役に立つかと思うので参考にしてみてください。
また、首肩周りのコリを解消するアイテムとして、私の愛用しているピップマグネループがオススメです。
ストレッチやケアが続かず、めんどくさがりな人はせめてこれを付けておきましょう。
2の配置については、椅子の位置とキーボードの位置が盲点になりやすいかと思います。
特にキーボードの位置は意外と右手の感覚に影響がでる人もいるので、最適な場所が見つかった場合にはしっかり固定することをオススメします。
私は机にマスキングテープなどを小さく張ることで目印をつけるようにしています。
配置を変える際にも基準になり、合わなかった場合にピッタリもとに戻すことができます。
持ち方の固定方法
実際に手先の感覚が変わることで持ち方に違和感を覚えるケースもゼロではありません。
例えば、爪の長さが変わることで指先の感覚は変わってきます。
爪を大きく切った後などは、しっくり来ていた持ち方ができないことも起こります。
詳しくはこちらの記事にて紹介しています。
では持ち方を固定するポイントを、あえて手先の基準で考えた場合で紹介します。
ポイントは
- マウスの上から手を下ろして持つ
- 左右の固定箇所を意識して持つ
打ち上げ花火は下から見ますが、マウスは上から持ちます。
上から持つと感覚的に自然な手の形をキープしやすいです。
手を持ち上げて重力で指先がだらんと垂れた形が一つのニュートラルポジションになります。
これをベースにマウスに合わせていくので、不自然な形や力を生みづらいのだと考えています。
2についてはマウスを持つ際に重要な要素の一つに左右のベクトルがあります。
こちらを基準の一つとして意識することで、持ち方が固定しやすくなります。
主には親指、薬指、小指の配置になります。
この記事で触れている内容も生かせると思うので意識してみてください。
まとめ
マウスの持ち方を固定する一番大切なポイントは、手先以外のコンディションを固定=安定させることです。
身体の不調も、大体は不調箇所よりも別のところに根本原因があることばかりです。
マウスを持つ際の違和感も、実際には手先ではなく、背中やお尻、身体のねじれなどが要因となっていることの方が多いと思っています。
何か問題を感じた場合には、表面的な事象にとらわれすぎず、その一つ奥の原因を探すことで気づきが増えていくことでしょう。
あと実は途中でちょっと紹介したニュートラルポジション、超本質的ポイントだと思っているのでこの辺りは別コンテンツで深堀り予定だったり…。
それでは次の記事で!
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