- 射撃時のクリックが力みすぎて手が固まってしまう
- クリック時にブレてしまう
- クリックの圧が強すぎてマウスパッドが沈み込みすぎる
こういった悩みを持っている人は多いようです。
今回は、クリック時の力み解消について、10年以上向き合ってきた私がお伝えしていきます。
普段よりも本質的要素を盛り込んでいるので、超有益記事になっていると思います。
体の使い方が上手い人たちが自然にできていて、自分でもなぜできているのか分からない。
だから誰も教えてくれない。そんな内容になっていることを願います。
ちなみにXのアンケートでも4割以上の方が悩んているという結果に。
この記事は世界を救ってしまうかも…。
なお体の使い方について「脱力を意識しよう」というアドバイスは私が大っ嫌いなので、「クリック時に力みすぎている人は、脱力してクリックするように意識して練習しよう」といった主旨は一切含んでいません。
「脱力しよう」で改善できる力み癖はごく一部のケースに限られると思っています。
脱力するのではなく、力みの原因に向き合って、身体の使い方を改善することが重要です。
大きく3つの観点から改善策を提示します。
悩める人の改善の一手になることを切に願って書いていきます。
クリックの力みが引き起こす問題
クリックの力みは原因が一つとは限りません。
これはどんな問題でも同じですね。
原因やその結果の形が異なることで、発生する問題も微妙に異なってきます。
クリックの力みによる問題点を3つ挙げると
- 手首が固まってしまう
- エイムがブレてしまう
- マウスパッドが沈みすぎてしまう
このあたりに悩む人が多いのではないでしょうか。
原因が違えばアプローチも違ってきます。
今回は大きく3つの観点で解決策を提示しますが、すべてのケースを改善できるわけではないと思います。
あなたに適切なアプローチがあれば取り入れてみてください。
どれを試してもさっぱり改善の余地が見えない!という場合には別のアプローチが必要なのかもしれません。
ただ、マウスの持ち方についての土台となる、非常に本質に近いアプローチだと考えているので、改善率0%ということは少ないかなとも考えています。
クリック時の力みの改善方法
手の自重をコントロールできる状態を作る
まずは問題と向き合うための質問です。
あなたの右手(腕)は何グラムあると思いますか?
Google先生によると片腕の重さは体重の6%ほど、仮に体重60kgの人であれば3.6kgもあるということになります。
それではこの3.6㎏の重さをどこで支えるようにしていますか?
超ざっくり言えば、「肩で支える力」と「手と机の接点」、「マウスと机の接点」このあたりで案分されています。
(当然身体の一部なので、常に一定の重さがかかり続けるわけではありませんが)
この「腕の自重がある」「それをどこで支えているか」という認識が非常に重要です。
これを「肩で支える」「机で支える」の2つに分けて深堀します。
「肩で支える」
肩を完全に脱力させて、腕の重さを机だけに任せた状態でマウス操作をしてみてください。
当然、明らかに動きが悪いと思います。
肩に適度に力を入れることを意識することで腕の重さを感じづらく、マウスがスムーズに動かしやすいと思います。
端的にはなりますがここでの結論は、
この時、実は一番重要なのは、「腹から力が伝わって肩が機能しているか」です。
しっかりと腹圧を高くした状態では、身体操作のパフォーマンスがグッと変わります。
一般的な球技でも、腹の力を抜いた状態でインパクトを迎えるスポーツはありません。
腹から伝わった力で肩→腕と支える。
ここで急に本題のクリックの力みに返りますが、この状態でクリックは過度な力みが生まれづらいです。
どうでしょうか、試してみてください。
この記事でも力の流れをイメージした力みの解消を紹介しています。
「机で支える」
さて、腕の自重を肩がしっかり支えてくれる状態となりました。
それでも机にかかる腕の重さはゼロではありませんね。
ここで意識することは「前腕・手首」で腕の自重をバランスよく支えることです。
このバランスが悪いと、クリックをした際に人差し指や中指に腕の自重が大きく乗ってしまう可能性があります。
下の図のように、腕の重さが指先にグッとかかってしまう状態です。
腕の自重がなぜクリックの力みに影響するのか、ここで話がつながります。
指先が力んでいるだけではなく、腕の重さが相乗されてしまうのです。
指先を支えの一つにしている状態ですね。
ではこの解決のために、前腕と手首にバランスよく重さをのせる方法を説明していきます。
※机=マウスパッド
つまり、マウスを動かした際・クリックした際に、腕の自重を支える机との接地面が安定している状態を目指してください。
例えば、右に動かした際に手首が浮き気味になる→左クリック→手の自重が人差し指先を支えにしようと重さがかかる、という状態にならないようにするのです。
また、便宜上「手首」と表現していましたが、手の自重を支えるのに、マウス自体も一役をかっています。
分かりやすい例としては、机から手首を完全に浮かせた持ち方をしている場合などです。
手首が浮いていると、手の平を乗せたマウスが重さを支える形となります。
手首が机から完全に浮いているわけではなく、ベタ付けでもない。そっと触れている程度の人もいると思います。
その場合でも原理原則は同じで、手の自重を支える設置面がマウスを動かしても安定しているかどうかが肝になるわけです。
個人的には手首を浮かせるよりある程度つける形の方が、ここで説明している設置面の安定感を体感しやすいと思います。
結論は、
これが最も重要な力み対策です。
なお、接地”面”がマウス操作に応じて変化したとしても、腕の自重がバランスよく支え続けられているなら問題ないと思います。
私自身はそんなに器用に体をコントロールできないので、面の安定感を保つ方がよい感覚になります。
ここで説明している手首のつけ方については、もう少し細かい要素に分解して単体の記事にしなければと考えています。
指のニュートラルな状態と向き合う
クリックをする際には、指を下方向へ動かします。
この時の指の形、曲げ具合をフォーカスしてみていきます。
まずはマウスを持つときのように、手の平を下に向けて手をリラックスさせてください。
指先は脱力して、重力に軽く引っ張られた状態にします。
何をしているかというと、
この状態が指を曲げようとも伸ばそうともしていない、押し込もうとも持ち上げようともしていない、ニュートラルな状態(ポジション)を再現しています。
この時の人差し指もしくは中指の角度をしっかりと観察してください。
そしてマウスを持つ際にこの角度からどのくらいずれているか、曲げたり伸ばしたりしているかを見てみましょう。
このニュートラルポジションから大きく変わった状態でマウスを持っている、つまりクリックを構えている場合には、それだけすでに指やそれにかかわる筋肉に力を入れた状態で構えている可能性があります。
それは第一関節なのか、第二関節なのか、指の付け根にあたるMP関節なのか。
いずれにせよ、構えた状態で余計な力が入った状態になっている可能性があります。
そのため、このニュートラルポジションに近しい角度でクリックを構えておくことが、過度な力みの発生を予防することにつながります。
これは指だけの話ではありませんが、ニュートラルポジションから遠ざかれば遠ざかるほどに、自由度が損なわれ、固い動きになります。
つまり思うように身体が扱えず、力みや、逆に力の入りづらい状態になってしまうリスクがあるのです。
一番コントローラブルに指を扱える状態に近づけることで、力みを予防することにつながります。
マウスの両サイドをしっかりとらえる → 手の甲を形作る
3つ目の観点です。
マウスを持つ際、両サイドの力が過度に抜けた状態でクリックをすると、クリックの力みが顕著に表れてしまうケースがあります。
これはすべての人に当てはまるというわけではなく、指先の力のバランスが崩れやすい人なんかに該当するのではないかと思っています。
そういった人に一つの可能性として意識してほしいことは、5本の指の中で人差し指が一番強い力になってしまってはいけない、ということです。
そのためには人差し指の力を弱める意識ではなく、親指、薬指、小指でしっかりとマウスの左右を押さえる力を入れた状態をキープすることが改善につながります。
人差し指・中指の脱力が難しいと感じる人は、指先5本ともにどれも同じくらいの力を入れるようなイメージの方がバランスよく持てると思います。
個人的にはこの時に、指先を意識するよりも、指先5本に力を込めた状態の手の甲の形をキープする意識、を持つことで非常に自然に力が入った状態を再現できます。
エイム中も射撃中も手の甲の形が変わらないイメージです。
これについてはあんまり理由付けができるほど、自分の中で落とし込めているわけではありませんが、あくまで一個人の感覚として参考までに。
クリック時の力みトレーニングにオススメのアイテム
最近ガラス製マウスパッドの流行で脚光を浴びている「点ソール」は一般的な「面ソール(接地面の広いソール)」に比べて、この力みによるマウス操作の影響を非常に受けやすい性質を持っています。
マウスパッドとの接地面が狭いので、力んで押し込んでしまうと、マウスパッドが沈み込んで非常に動かしづらくなります。
もちろん、沈み込みのないマウスパッドであれば変化は少ないです。
適度に柔らかいマウスパッドで点ソールを扱うことで、自分が力んでいるかどうかを感覚ではなく、アウトプットの変化によって認識することができます。
つまり、「いま、かなり力んでマウスが動かせなかったな」「力みがないからスムーズに動かせているな」と感じやすいのです。
撃ち合いやエイムに集中した、手元に無意識になっているときにもそれを知覚できるので、個人的には矯正器具として便利だなと感じています。
なお、点ソールでは沈み込みやすく、その状態では滑りが重くなるマウスパッドがほとんどですが、一部のマウスパッドでは点ソールよりも面ソールで押し込んだ時の方が滑りが重くなるような性質のものもあります。(Pulsar ES1など)
まとめ
さて、今回はクリック時の力みについて解決策を3つの観点から提示しました。
簡単にポイントをまとめます。
- 腕の自重をバランスよく支えること
- その際に、へその下に力が軽く入り、肩も脱力していない状態をキープ
- 指の角度を意識して構えた時点で力が入りすぎないようにマウスを持つこと
- 親指・薬指・小指の力 << 人差し指の力み とならないように両サイドをしっかり支える
- 点ソールを使えば、クリックの力みに対して分かりやすいフィードバックを得られる
今回記事にした内容は、巷にあふれるコンテンツには見かけない、私自身が調べても得られなかった情報を載せてみました。
ブログという形態で記事に残すことで、困ったときにググって出会える可能性が高くなると思うので、その点においてはSNSより有用性が大きいよなあと最近感じています。
一度記事に起こしている以上、過去記事のアップデートも頑張らなければ…
それでは次の記事で!
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