こんにちは。マウスの持ち方の人です。
- つかみ持ちの中で、横方向のエイム重視のオススメの持ち方を教えてほしい!
- つかみ持ちと言ってもバリエーションが多すぎてどうしていいか分からない!
- 手首エイムを極めたい。
今回は、つかみ持ちの中でも個人的にかなり優秀だと、ずーっと昔から思い続けている持ち方を紹介します。
先にご注意いただきたいのは、幅広いマウスの持ち方の中でも、いくつかの特徴を兼ね備えたとある持ち方の紹介ですので、「この指はこうじゃなきゃダメ?」とか「手の平はどうすればいいですか?」とかは定義していませんので、”正解”を求めず、多くの可能性の中から自分への”最適”を求めるようにしてくださいね。
今回紹介する”ビーンズ持ち”(B持ち)は、特に横方向の手首エイムをより安定かつコントローラブルにしてくれる持ち方だと考えています。
また、多くの人が自然とやっている持ち方でもあると思っているので、癖のある特別な持ち方だとも考えてはいません。
そしてキーポイントは”豆”状骨です。
ちなみに近年ではマウスが大幅に軽量化されているので、今回紹介するB持ちのつまみ持ちバージョンも選択肢に入っていると思います。
ビーンズ持ちのやり方
まずは写真で見ていきましょう。
※あくまで一例なので、こうじゃなきゃダメ!とは思わないように。
特徴的なのはある程度手首が回外した状態で持っていることですね。
ビーンズ持ちのポイント
それではビーンズ持ちとは何を指しているのか。
簡単に定義をするならば以下の通りです。
とても広義になってしまっていますね。
特に2点目は「どの持ち方もそうやんけ!」と思われてしまいそうです。
しかし、中でもB持ちは、薬指小指が面で押さえやすい特徴がありますので、解説していきますね。
ビーンズ持ちの強み
B持ちの強み①明確な手首の支点による安定感
一番の特徴は豆状骨の支点です。
手首支点と言っても、手首・手の平を机に対して水平に構えた時の支点と、少し回外させて構えた時の支点は変わってきます。
回外させたときに支点として設けやすいのが豆状骨になります。
この辺りにある出っ張った骨ですね。
手首を起こし気味に持つとよりマウスパッドに当てやすくなります。
そしてこの豆状骨を明確に支点とするメリットはいくつかあります。
1点目について、マウス操作は基本的には弧を描いて左右にエイムする、という原則に対して圧倒的な強みを持ちます。
弧を描くために必要なのは、小さくブレない中心点です。
まさに豆状骨がその役目をはたしてくれるので、左右のエイムに対する安定感が生まれます。
2点目は1点目に付随して、出っ張った骨を支点としているために肉がマウスパッドと多く接して摩擦を生んでしまうという問題を起こしません。
これは母指球側を支点としているプレイヤーが悩まされがちな問題かと思いますが、しっかりと骨を立てて置くことで豆状骨支点では解消されています。
3点目は多くの人があまり意識したことが無いのではないかと思いますが、人の手の平って重さがあるんですよ(当然)。
マウスは軽量化されていくが、手の平の重さは減っていきません。
持ち方によってはその重さがマウスへの垂直圧という形に変わってしまいますね。
そうなるとスムーズなマウス操作もしづらくなる可能性があります。
しかし、豆状骨をしっかりと立ててマウスパッドに突き立てるようにすることで、そこで手の自重を支えてくれるのです。
B持ちの強み②優れた左右へのパワーコントロール
B持ち二つ目の特徴はマウス側面へのアプローチが優秀な点です。
左右へのエイムに対して、マウス側面への力の加え方というのは、とても大きな影響を持っています。
その側面への力の加え方に優れているのがB持ちになります。
なぜなら、手首を回外させることで薬指小指の正面(指人形の顔がある向き!)に近い向きでマウス側面を抑えやすくなるのです。
指の腹の正面に近い角度であればあるほど力が入りやすいということなので、必ずしも真横からであることを指しているわけではありません。
薬指小指の側面で押さえる方法にも多くのメリットがありますが、正面で押さえる場合には、当然ながら一番力が入る向きになるので、力のコントロールの幅が最も広くなるのです。
親指としっかり挟み込むように力が加わることで、左右のエイムに対してコントローラブルになります。
薬指小指の左上角で押さえている人は、特に小指などを痛めがちなので試してみる価値があるかと思います。
ビーンズ持ちのデメリット
B持ちのデメリットとして挙げられるのは以下の3点があるかなと思います。
持ち方の違いや、力のかけ具合の違いですべてのB持ちに当てはまるとはいいがたいですが、傾向としてはこのような問題があるかと思います。
特に、豆状骨周辺が赤く擦れている人は多いと思います。
腕エイムとの使い分けや、力のコントロールなど、扱いきるためにはしっかりと技術の鍛錬が必要な持ち方と言えるかもしれません。
ビーンズ持ちのプレイヤー
こちらについてはあまりリサーチできているわけではないので、ぜひコメントやTwitter等でお知らせいただければどんどん紹介をしていきたいと思います!
そうじゃないかなと思ったプレイヤーがいれば気軽に教えてください!
記事を書いていて一人だけ思い出したのはスパイギアさんですね。
こちらの動画で分かりやすく出ているかと思います。
B持ちにおすすめの重心タイプ
豆状骨支点ということでA2、B2タイプの方には相性がいい可能性が高いと推測しています。
イメージは手の平の右半分主導でマウスを操作するような感覚でしょうか。
また、A1タイプであっても人差し指をあまり寝かせないように配置することで、豆状骨⇔人差し指のラインを作ることができるので意外と安定はしますね。
ただしこの場合には腕エイムとの軸がずれたような感覚となり、A1タイプの私の場合は違和感が強いので、手首エイムと腕エイムを別物として操作するような感覚が強まります。
逆に手首を回外させ切る形(倒しきる形)にしても、人差し指軸のライン上に豆状骨が配置されてこれも意外と安定する感覚があります。
いつも書いていますが、重心タイプはあくまで可能性の一つとして向き合ってみてくださいね。
まとめ
今回は横軸がより安定しやすい特徴を持った、ビーンズ持ち(B持ち)について紹介しました。
この持ち方は8年近く前に、エイムがめちゃくちゃいい友人の持ち方を見て知りました。
当時はマウスの持ち方の画像などはかなり少なかったので、自分とは違い傾けた持ち方には驚きました。
今は手元カメラなどの文化で情報が溢れていて素晴らしいなと思います。
なお、以前に少し紹介したビンタ持ちはこのビーンズ持ちの中の一種に当たる感じかなーと思います。
より手首を倒した形ですね。
それでは次の記事で!
コメント
TenZの持ち方とかはこれに近いんですかね?
もし機会があったらTenZのマウスグリップについての記事投稿してもらいたいです
この持ち方をする場合は手首をつけた方がいいのですか?他の記事では、手首を浮かすとキレが増したりすると書いてありました。
この持ち方については手首の豆状骨付近を接地させるようにすることで安定しやすいメリットがあると思っています。
豆状骨とセンサーの位置揃えたらいい感じになりました紹介ありがとうございます!